J000 世田谷 ツバキ (15/135)

言葉に熱を帯びるなか、汗ばんだ手のひらの持ち主は僕か、台東フジコか。


「ありきたりね。でも純粋」


「そう! 僕はただひたすらに! 純粋に幸せになりたかった!」


25歳になっても、僕はよく分からない! この社会が! 役割が! 仕事が!


ただ与えられたような、人の作りし仕事に疑問を抱く。


やりたかったことはこれ?


ここが僕の居場所? ここに僕の骨を埋めるの?


「飯を食い、二度寝してセックスをして子供を生むために人は生きる!」


そのすべての根本に仕事をして金が必要だと!?


「支離滅裂。でも純粋」


自己の革命によって、新たなる道筋を僕は作りたかった。



「〝過去と他人は変えられないけど、未来と自分は変えられる〟」



自分が変われば世界は変わる。


いつか、母から聞いたそんな言葉に、僕は反逆した。


盗んだという過去の事実を変え、SCMは僕のもの。


そしてSCMによって他人すら僕は変える。



「過去も未来も自己も他人も、僕はすべてを変えた。革命を起こした!」



それがSCM! それがSCM!