0021 千代田 マリヤ (24/85)

少し気持ちが落ち着くってだけの薬だけど、ぼくがカウンセラーと、より信じてもらう為には効果覿面(てきめん)だった。


大丈夫、ぼくが救ってあげる。


「ぼくにまかせて 安心して」


SCMとかいう機械の話は、ゼロくん自身が作りあげた妄想でしょう。


子供の奴隷になってしまったっていうのはコンプレックスのあらわれかな。


それとも異常な性癖を隠しているのかも。ショタコンとか?ぼくも人のこと言えないけれどね。


「ありが…ありがとうございます」


小さく囁く彼の声。


ゼロくんの、このナイーブな雰囲気。誰かに自分の進路を決めて欲しいという気持ちのあらわれかも。


見たところ一人暮らし。出身は施設でしょ。大人数で暮らしていた中で、突然の不幸。


それに長期間の孤独。きっと寂しいの、ね。


様々な考察が生まれ、やがて一言にまとまる。


きっと物凄いドMなのよ、この子。


自分を極限まで追い込み、恥辱を感じる毎にエクスタシイを感じるのでしょ。


分かる分かる。


心の奥底でご主人様を求めているんでしょう。だからね。



ぼくがゼロの主人になってあげるから。