0020 板橋 ゲッコウ (55/82)
もうここに用は無い。
我が背中を向けて保健室を出ようとすると。
「ちょっと待ちなさい」
「はひ!?」
しまった!バレたか!?
「服 着てから出て行きなさい」
そうか、そうだな。手元に集中し過ぎて、上半身裸である事を忘れてた。
「で では」
我はベッドのある場所まで行く。カーテンで隠せる。ここなら。
「脱ぐのは平気なのに 着るのは恥ずかしいの?変な子ね」
フジコのぼやきを他所に、我はカーテンの陰で掴み取ったリストを読んでいた。
そこには、番号と名前、それに住所も。
何人かに斜線が引いてある。それがどういう意味かは分からないが、線が引いていないのは数名だった。
1つ購入 港 タキオ
1つ購入 杉並 ルシエ
2つ購入 新宿 セイヤ
2つ購入 中野 タイジュ
2つ購入 大田 ユウガ
1つ購入 台東 フジコ
3つ購入 江戸川 リュウオウ
2つ購入 た
「ねえ」
「うお!?」