0020 板橋 ゲッコウ (42/82)
どうする!?ここで踏み込むか!?
いや、ここはマリア様に報告して指示を扇ぐべきだ。
ポケットから携帯を取り出す間も、2人は何かを話している。
「ハハハッ どうします?リュウオウに連絡しますか?」
手に持った携帯に、自身の手汗を感じた。
ツバキンがリュウオウの名を語った。ツバキンはリュウオウとは違う派閥。
それにしても、リュウオウって奴はそんなにメジャーなのか?
マリア様の言う通り、戦いがあるのか、ここに。
「そしたら 普通にあたしを取り押さえるでしょ?」
「まあ そういう事にしておきましょう」
ツバキンはそう言いながら、机の上にあったハサミを手に取った。
「SCMって面白いですよねえ」
シャキンシャキンと、ツバキはハサミを鳴らす。
「思惑や思い込み次第で 命令をほんの少し歪める事が出来る」
女は、自身の胸元に手を置いて、ただツバキンの言葉を聞いていた。
「そしてそのほんの少しで 縛から逃れる事だって在り得るんですもの」
ツバキンの手が、台東とかいう保健医の胸に入った。
「そう こんな風に」
思わず口から声を出しそうになる。
エロい事してる!エロい事してる!
こ、このまま!ここで!?やるのか!?