0020 板橋 ゲッコウ (39/82)

詰まらん。下らん。訳が分からん。


いつ使うんだ、あんな英文。


いや、我も友達はいないんだが。


そして相変わらず、分かりにくいものをもっとわかりにくくした授業だ。


副詞?不定詞?接続詞?


この授業を外国人が見たらどう思うんだ?


ヘイ、見ろよBJ!ジャパニーズハイスクールの英語の授業は俺にもサッパリだぜ!


このままじゃ俺も高校を卒業できないジャン!おっと、俺は英語が話せるんだった!


ヒューッ!一安心だぜ!ヘイ、BJ!いつものバーでビールを飲みながらあの子のケツを叩きに行こうぜ!カマンッ!


きっとそう言うに違いあるまい。


聞かせればいいだろあっちの歌でも。まだこんな所をやっているのか。


そんな気持ちで、我は英語の教科書にBJの落書きをしていた。


淡淡と授業を受けていたが、耐えられなくなった我は五限目をサボり、保健室へ向かう。


今朝、職員室で説教を受けていた時。


ツバキンは最後に、こんな事を話して来たのだ。


「もし悩みとかあれば 新任だけど保健医さんの所に行きなさい 比較的若いし 人生経験豊富そうで美人だから 板橋くんとも気が合うかもしれないね」