0020 板橋 ゲッコウ (28/82)

「つまり 我はこのSCMを使い 我が高校に通う そのJKを監視し 捕獲すればいいのだな?」


説明書を捲りながら、我はマリアに状況を確認した。しかしマリアは顔と言葉に、疑問を浮かべる。


「JK?」


ぬおお!略すのがトレンドでは無いのか!?


「かっ 葛飾ジュリアの略だ!」


我は慌ててそう付け加えたが、マリアは不思議そうに首を傾げている。


「ね そういうの 学校とか高校生の間で流行ってるの?」


「うっ うむ!かなりキテる!」


嘘でござる。


「へえ」


マリアの返事からしばらくして、我らはファミレスを出る事にした。


我はコーヒー1杯しか飲んでいないが、出せるだけ金を支払う。


マリアはそれを黙って受け取り、自身の金を僅かに足すと、レジへ差し出した。


やはり、ここはおごるべきだった。


次会う時はもう少し持って来ようと、我は反省した。