0020 板橋 ゲッコウ (23/82)

「リュウオウじゃなくて 春のジャマイカって言えば 分かるかな」


すみません、まったく分からぬのです。


「まさか!あの!?」


我は無理矢理上げたテンションで、驚きを表す。どうしよう、もう後には戻れぬ。


「そう あのブログの制作者が 今では所有者の大多数を奴隷に従えてるの しかも聞いて?」


マリアは我に近付き、小声になる。


「リュウオウの正体って まだ子供なんですって」


「なっ 何だって!?」


「しっ!声 大きい」


子供。思わせ振りなマリアの密告だったが、一体何が秘密めいているのかも分からぬ。もう訳が分からない。


「彼の奴隷になった者達は今 助けを求めている あのブログの女の子も酷い目に合ってるけど 他のみんなからもお金を献上させて リュウオウは1人で贅沢をしているそうよ」


「何て奴だ だが子供なら何とかなるんじゃ?」


「そう けど彼には有能な悪の参謀がいるの」


参謀?まるで秘密結社だな。


「さっ 参謀とは?」



「その名は中央アタル」



「まさか 奴が!?」