0005 荒川 エイア (25/29)

「まだ3回しか会ってないのに私の何が分かるの?」


「時間は関係ない あの子と付き合ってる時も君の話を聞いて興味があったし 話せば君が賢くて信用に足ると分かる それに」


あ、そう言えばユウガは友達の元彼だった。すっかり忘れてた。


ユウガは突然立ち上がり、隣に座って来る。


私は無意識に自分のカバンを避けてあげていた。


「これからたくさん会うじゃん」


さっきまで真剣な話をして、感心と尊敬もできる好青年だったが、その時のユウガの顔はチャラかった。


「それはいいけど SCMについてもあんたもまだ信用してないし」


私の懸念に、ユウガが言葉を繋げる。


「おまけに漫画みたいな危険な勝負に巻き込む可能性もある」


ユウガは私の肩に手を回しながら


「だからこその保険なんだ」


「ユウガのでしょ」


「君には断る権利はあげない」


は?って顔でユウガの手をのけると、ユウガはすぐに続けた。


「けど僕を助けない選択はあるんだ」


あ、こいつうまいこと言いやがった。


「信用とか懸念とか時が来た時にすればいい」