0019 練馬 ヨシムネ (19/63)
「既にあーしは勝負の案を5つ書いてきた けどそれだけじゃあ 公平じゃねーよな?」
「ひゃくはじゅうきゅうん」
ワシはミナミの話を素直に聞いていた。呟く数字に、納得のイントネーションを加えるのがミソね。
「だから ジジイもクジを書け 5種類でいい OK?」
ほう。
互いが提案する、計10種類の中から勝負クジを引く訳ね。
そら公平っちゃ公平だわ。
「ひゃくきゅうじゅうはち」
ワシは手元のメモに勝負を書き始めた。
ミナミは満足そうに腕を組み、ワシの様子を傍観する。
ミナミと勝負するか否か。
ワシが取った、その行動が答え。
受けて立つよミナミ。
この夜の老王がね。