0018 北 ミナミ (56/67)

「そーだけど おめーさー 」


あーしが文句を言おうとすると、アンジュは更に話し続ける。


「携帯 アンジュの」


あ、そーだ。


こいつの携帯取り返して、リュウオウに連絡しないと。


つうか、こんな時にまだそんな事言うのかよアンジュ。


リュウオウに会ったて、お前助からないし。


「早く」


急かすアンジュに、あーしは仕方なく立ち上がり、電話を終えたフジコへ詰め寄る。


「アンジュの携帯は!?」


「どーして?」


フジコは電話の子機を片手に、不思議そうにあーしを見る。


「リュウオウに ざまーみろ って電話すんだよ!」


「ツバキ先生に渡しちゃったわ」


ツバキか。ちくしょうっ。


「リュウオウに電話したいなら 私が知ってるけど 番号 彼の」


「えっ?」