0018 北 ミナミ (49/67)

学校の近くで降りた頃には、歩道沿いのガードレールに肘を着く程衰弱してるし。


「ここまで来たはいーけど 入れなくね?」


目の前はリュウオウが通ってるらしい学校の校庭だけど、生徒達が体操着で走ってる。


授業中なんだ。


「はあ はあ」


あーしが話しかけても、アンジュは今にもはっ倒れそうな程弱ってた。


こいつ、もう限界だろ。


「GPS見て」


間を置いて、アンジュがそう言ってきた。


「はいよ」


付近の反応は、何も無い。


どーすんだよ。携帯はフジコが持ってるし。


あっ。


「あーしからフジコに言って アンジュの携帯を取り返せばいいんじゃね?」


あーし、天才。


「うん」


テンション上げたあーしに対し、アンジュは静かに頷く。


ちぇっ。今度こそ誉めると思ったのにさあ。