0018 北 ミナミ (25/67)

そしてあーしを見る。


「来るもん」


「はっ!どうだか!」


2人の爪を取り出した計りにかける。


1gにも満たない。


くそ!足の爪も切るか。


あーしがそう思った時、ジュリアはハサミを取り出した。


「え?おい」


ジュリアは自身の髪を束ね、ハサミの刃を当てる。


ジョッ ギン


聞いた事の無い気持ちのいい音と共に、ジュリアの頭から髪が離れた。


「うあ」


さっきまでジュリアの髪の毛だった物が、ジュリアの手に握られている。


こいつ、バッサリと髪を切りやがった。


不自然なショートカットになったジュリア。


「お前 そこまで 」


あーしが唖然としている中、ジュリアは計りに自身の髪の毛を乗せる。


計りに付属されたデジタルのディスプレイが表示した数字は147g。


辺りには、ジュリアの手からこぼれ落ちた黒い髪が落ちていた。