0018 北 ミナミ (10/67)

しばらくは友達と電話したりして時間を潰してたけど、やがて退屈になってきた。


お腹がキュウっと鳴る。


ジュリアは相変わらず睡眠決め込んでるし、あーしはコンビニに行く事にした。


マンションのすぐ近く、道路を挟んで隣側のビルの1階のコンビニ。


なんか暗い夜で見る、明るいコンビニってワクワクする。


コンビニに入ると、時間は0時少し過ぎでも、おっさんとか若い男が立ち読みをしていたり、おばさんが買い物をしていた。


あーしも買い物をする前に、雑誌のコーナーで立ち読みを始める。


しばらく読んでいると。


「お嬢さん」


「ひゃっ!」


耳元に生暖かい声。


あーしは思わず声を上げて振り向いた。


「んだよ!」


後ろに立っていたのはツバキだった。


いつの間にコンビニに入って来たんだ。


「ハハッ 食べ物も買って来てあげようとしたら ミナミさんもいるんですもの」


ツバキはそう言いながら、コンビニのビニール袋を渡してきた。


透けて見える中にはお弁当とお茶が見える。


ラッキー。