0018 北 ミナミ (6/67)

「はー?神ー?」


意味分かんね。あーしは呆れそうになった。


「何か凄いのか?それ」


フジコは何も言わない。


「凄いさ」


ツバキが初めてあーしの方を見た。


メガネの奥の細目が、興奮して危ない感じになってる。


「SCMの勝負は 勝ったと思ったら勝ち」


「んなの知ってるし」


「つまり精神力の勝負」


ツバキお得意の語りに入ったよ。


「肉弾戦でも心理戦でも頭脳戦でも無い」


授業中みたいでムカつくんだよ。


「最後は気合いと 精神力の戦いになる」


あーしはポキポキと首を鳴らしながらツバキの話を聞いていた。


「最後に役に立つのは知恵や力ではなく 信仰って事です」


「意味分かんねーし」


ホント、訳分かんね。


主人を神と崇める?


ああ神様!私を勝たせて下さい!って思ったら勝てる?


キモ。