0018 北 ミナミ (5/67)
ツバキは割れた2つのSCMを細かくチェックしながら話し始めた。
「第一段階は主人に行動を捧げるものですね?」
「あー普通の奴隷だろ」
「まあ 言う事は聞くけど主人を憎む段階ね」
あーしとフジコが口々にイメージを応えた。
「第二段階は主人に心を捧げる」
ツバキが続ける中、フジコもジュリアの寝顔を見ながら応える。
「主人を愛してしまうものね」
ジュリアはリュウオウとかいうガキを愛してんだろ?
ショタコン?キモ。
「彼女はリュウオウの為なら死ぬでしょうね」
フジコの言う通り、第二段階になれば主人の為に死ぬ可能性だってある。らしいけどさ。どーだか。
「そう 死と情への箍(たが)が外れる 僕もここまでは想定していました」
知らねーけど、そこまでは何となく理解できる。
「けど僕も想定していなかったのが第三段階です」
「イライラすんな さっさと話せ」
あーしがそう言っても、ツバキは相変わらず壊れたSCMを見ていた。
第一段階は主人に行動を捧げる。
第二段階は主人に心を捧げる。
「でっ 第三段階は?」
「 主人を神と崇める 」