0017 江戸川 リュウオウ (39/58)

そんな中で、ゼロは砂場を見ていた。


「棒倒し」


砂場からゲッコウに視線を移したゼロは、そう呟いた。


そして僕とナスカに顔を向け、大きな声で言う。



「勝負は棒倒し」



「棒倒しか」


「小さい頃にやらなかったか?砂の山に棒を刺して 棒が倒れない様に互いで砂を崩していくゲームだ」


「ふんっ 知ってるさ」


ゲッコウも知ってるみたいだ。


僕も、多分ナスカも知ってる。


みんなにとって身近で分かりやすいゲーム。


面倒臭さも無い。


「どうだい?リュウオウ」


ゼロが僕を見て了解を求める。


思ったよりもつまらないし、平凡なゲームだけど決着は早そうだな。


「僕はいい ゲッコウは?」


「ふふんっ いいだろう!」


ゲッコウはカッコ付けた感じでゼロに向かって指を指した。


こいつのカッコ点け所、謎。