0017 江戸川 リュウオウ (34/58)

「見届ける」


けど、僕はこの場にいる。


「へっ?」


「おれが信用できないか?」


ゼロはゲッコウの方を見たまま僕に言った。


「うん」


「けど こいつは間違い無くゼロだろ?」


ナスカの言う通り、こいつは間違いなくゼロ本人。


でも単なる勘だけど、今のゼロは信用できない。


「したらジュリアは 」


タイジュの懸念は、ジュリアを早く助けるべきだという事だろ。


ゼロは僕らのやりとりを見て、涼し気に微笑んでる。


ゼロにはまだジュリアを助ける件は伝えていなかったな。


「僕とタイジュはジュリアを助ける」


「ああ」


「けど全てをまかせる程 お前を信用しない」


僕はゲッコウをアゴで指しながら、ゼロに言う。


「だから さっさとあいつと決着つけろ」



「いいぜー大将 分かった」



ゼロは挑発的な微笑みでそう言った。