0017 江戸川 リュウオウ (33/58)
「何で ここが分かった?」
ゼロは僕の電話に出なかった。
「GPSだよ」
ゲッコウの反応を辿って来た?
けどそこに僕がいると、何で。
「貴様らあ!シカトするな!そこのお前!名を名乗れぇ!」
確認したい事はまだあるのに、ゲッコウが邪魔をしてきた。
「武将かあいつは」
ナスカのツッコミの中、ゼロは身体の向きを変え、ゲッコウの正面に立つ。
そしてゲッコウへ向かって、中指で人差し指の先を器用に反らし、忍者の印の様なシルエットを見せた。
「全てを 零 にする者 品川ゼロだ」
中指で反らした人差し指が0に見える。
「ぐぬ!Zぉ!?なかなかカッコイイではないか!」
「そうか?」
ナスカは呆れた様子で僕を見る。
僕に聞くな。
むしろゼロはZか。
「リュウオウ ここはおれにまかせて あんたは帰りな」
ゼロは僕の前に立ち、背中、むしろお尻を見せる。
守ってるつもりだろーけど、前に立たれるの、ウザイ。
「いいね あんたら気が合いそうだし リュウオウ そうしよう!」
ゼロの提案に、ナスカが賛成した。
白髪でザコキャラの高校生に、何か古臭いヒーローみたいに開花した元ナイーブ。
確かに、色んな意味でこの場は離れたい。