0017 江戸川 リュウオウ (17/58)

闇の暗転に浮かぶ言葉、僕に混乱を。



言葉達の中に答えを求める。



振動。熱。唇。電車。手。



朝日。菓子パン。



電車。手。



「ぁっ」



そうか。



バグって錯乱した思考の先で、言葉達が1つになる。





  「 ジュリアがいるよ 」





不意にあいつの言葉が聞こえた気がした。



葛飾ジュリア。



ジュリアだ。



ジュリアのせいだ。



あいつが。



満たしたんだ。



僕を。



あいつが僕の渇望と憂(うれ)いを満たしやがった!