0005 荒川 エイア (6/29)
私達はファーストフード店に入った。
そして友人の話が始まった。
雑談も交え、出会いから現在に至るまで、同じ話を部分部分で3回はした為に、話が終わった頃には店内のディスプレイではいいともが始まっていた。
コーラは溶けた氷でまずくなり、灰皿はメンソールで一杯。
友人の話を要約すると。
意外にも出会いは、彼のナンパからだったそうだ。
友人の最寄り駅前でナンパされ、家が近い事とお互いの笑いのツボが一緒だったという事が決め手で、彼からの申し出で付き合い始めた2人。
2人は互いの時間が許す限り会い、1ヵ月目で体の関係を経た。
その後も互いの些細な意志相違のけんかはあるものの、2ヵ月間健康的なカップルではあった。
そして3ヶ月記念の昨日、彼は彼女の目の前で新しい恋人にフ○ラをかましたそうだ。
友人は「ありえない」「訳が分からない」という単語を連発し、何度も鼻をかみながらその話をした。
友人の不安定さこそありえないが、確かに私も訳が分からない。
彼の目的は?ゲイというのは事実?
広がる疑問、昔からこうなると私は止まらない。
こうして私の好奇心に火がついた。