0016 葛飾 アンジュ 蝶 編 (73/79)

「あっ」



「はっ?」



舌に鉄臭い液体の味。



「ぺっ」



カラン



破片を吐き出すと、ポタポタとフローリングに赤い液体が零(こぼ)れる。



2つに割れたSCM。



ジュリアの唇から血が垂れる。



「こいつ」



「自分のSCMを噛み砕きやがった」



これで、ジュリアはずっとリュウオウ様の奴隷のまま。



「自分が何をしたのか分かってるのか!」



聞いた事の無い怒鳴り声。初めて世田谷ツバキの落ち着きが消えた。



なんか、ざまあみろ。