0016 葛飾 アンジュ 蝶 編 (60/79)
この人どんだけジャマイカが。
「ローマ!中国!エジプト!オーストラリア!セネガル!ダカール!ゴレイ島!そして日本!」
公園への人気の無い道とはいえ、ツバキの声が響く。みんな迷惑そうな顔をしていた。
「何 何なの」
「葛飾くん 封建社会を御存知で?」
ほーけんしゃかい。
「前に 授業で言っていた」
パンッ!
ツバキ先生はまた手を叩いて、ジュリアを指差した。
「お見事!理科Iの成績はAにしておきましょう!」
普段なら嬉しいけど、今は喜べない。
「奴隷制度 封建社会ねえ」
フジコ先生がそう呟いた。
パンッ
ツバキ先生が手を叩く。
「そう!僕は日本を本来の姿に戻したいのです コントロールメソッドの真髄は他人を奴隷にする事じゃありません」
ツバキ先生はメガネの位置を上げて話を続けた。
「SCMは人に 必然 を与える物なんです」
必然?
「問題です なぜ みんなダイエット商品を買う?」
「へっ?そんなの 痩せたいからに決まってるでしょ」
パンッ
「はい!その通り!だが痩せたければ走ればいい!1人で!なのに人は商品を買う!要するに頼るんですよ人は 他力に!」
さっきから言っている事がよく分からない。それとSCMをばら撒いた事と 何が関係あるの?