0016 葛飾 アンジュ 蝶 編 (51/79)

そうだ、放課後の家庭科室。北ミナミをさらう。


けど、今フジコ先生が言ってきたのは帰れって。


「やだ ジュリアも行く」


ジュリアは家に帰って、北ミナミの件はフジコ先生や中央さんが処理するって事だ。


「体調は悪いままでしょ?正直足でまといよ」


足でまといなんて言葉、生で始めて聞いた。


けど、ここで帰るのなんて嫌だ。


「やだ!ジュリアも行く!宣戦布告されたのはジュリアだし!」


宣戦布告ってなんだよ。寝起きの頭で言った自分の発言に違和感を感じながらも、ジュリアは一歩も引く気は無かった。


フジコ先生はしばらくジュリアの顔を見た後、目を瞑ってため息を吐く。


「分かった じゃあ私にまかせて 何かあったら手伝って」


その言葉と同時に、ジュリアのカバンを渡してきた。


「あ ありがとう」


持って来てくれたんだ。


「もう時間だから 行くわよ」


何とか一緒に行ける事にはなったけど、ジュリアってそんなに足でまといなの?確かにフジコ先生には妊娠した事も言ったし、最近はずっと保健室登校だけど。


けどジュリアだって今まで、中野タイジュや足立シヲリ、そもそも中央さんだって奴隷にしたんだ。場数はちゃんと踏んでいる。


きっと役に立つ。