5日目 (4/12)



『んーっ!気持ちいい!

やっぱり外出すると気分が良いですね昴さん』








カフェのお店は今日はお休み。

蓮見くんが、まだ完全に直せたって言えないから2~3日は休みにさせろって提案。暴走したりしたら…結果的に困るのは昴さんだし。

昴さんがこの3日間で元通りにならないと昴さんは…研究者たちに回収されてしまう。


ダメダメそんなこと!私が死ぬ前に、最後にやるべき仕事は昴さんをお守りすること!


そうじゃないと…安心して自殺なんか出来ないからね。ふ(^ω^)










昴「元気だね、星」



『昴さんと出かけているのに、元気ないわけないじゃないですか!』


昴「…最初に会ったときとは別人だね」


『あ~…はい。ってゆうか、あの時は本当にすみませんでした!!』


昴「無茶振りも良いところだったよね~

急に泊めてください、なんて」







びっくりしたなあ、と懐かしみながら昴さんは笑った。


覚えていたんだ…色々忘れちゃっていたらどうしようかと思って不安だったから、嬉しいな!







昴「大丈夫なの?お兄さんのこと」


『ああ、大丈夫です!

毎日脅迫文ばっかり送られてくるだけなんで


昴「それ全然大丈夫じゃない







あ…


すっかり忘れてたけど兄の友達も私のこと探しているんだった。


外出~きゃっほうう!なんてしている場合じゃないよ!バカか!私はバカだ!









『昴さん!帰りましょうか!』


昴「えっ?

でも、まだ外に出たばっかりだよ?」








危険なんです


そんな、もっと遊びたいな~みたいな顔しないでえええええ可哀想になってくるから!!!