5日目 (5/12)
い、今はそんな、可哀想だからとか思っていられない!!ダメだ!
昴さんに万が一のことがあったらと思うと…心臓発作起きちゃいそう。
ガシッ
『さあ!
帰りますよ昴さん!ちょっと外の空気に触れたから気持ちよかったですし、お出かけはまた今度にしましょう!』
昴「…ちょっ、と!そんなに引っ張らなくても」
『今日は嫌な予感がするんです。だからお出かけはまた「させねえけど。二度と、な」
昴「…君は!!」
昴「誰!?」
兄「兄貴だよ!ひかりの!
あんなすげー頭突き食らわしたクセに忘れたとは言わせねえぞ」
昴「そうだったかな。こんな顔だったっけ?」
『え、本当に覚えていないんですか?』
昴「…うん。ちょっとあまりにもどうでもいい存在だったから」
兄「聞こえてるぞ石頭野郎」
昴「…はぁー。で、何の用?
星のお兄さん」
兄「2人のこと見たって、俺の道具…友達がRINEしてくれたからな。すぐに場所聞いてこっちに向かったんだよ」
『……』
今友達のこと道具って言おうとしたなこの兄は\(^o^)/
どこまでも下衆な野郎だ…救いようがないな。