4日目 (24/27)



蓮見パパの話に耳を傾け、次の言葉を待つ。ドキドキ…










蓮見父「まず、

そこに倒れている”ソレ”は、俺が創り出したロボットだ」



蓮見「……」


『……』



蓮見父「えっ、ちょっと!?

何か反応しよう!?おじさん無反応とか無視が1番嫌いなんだからねッ!?」


蓮見「……」


『……』






私と蓮見くんは互いに顔を見合わせ、







「『~~はあッ!!?」』






この一言。


衝撃的過ぎる蓮見パパの言葉に驚きと動揺を隠せない。え、待ってよ、昴さんは…昴さん…!?








『本当に…ロボットなんですか?』






信じられない。


いや、確かにアレ?って思う箇所とかちょっと変わった人だなって思ったことはあったけども!!


でも、昴さんがロボットだなんて…








蓮見父「本当に本当!

創った本人が言うんだから間違いないよーん☆」



蓮見「父さんが…今まで一生懸命研究していたのは、ロボットだったのかよ」



蓮見父「そうだよ!まあ今までもロボットは何度も創った事があるけどね!

工場用とか、全自動お掃除ロボットとか!」







生き生きと話す蓮見パパに対し

私たちの頭にはハテナが浮かぶ。






蓮見パパ「洸太!お前のお陰だよ!このロボットを創り出すことが出来たのは」



蓮見「は?俺の?」



蓮見父「お前も父さんの真似をして色々と創っていただろう?

その中で人工知能に優れたコンピュータを、洸太は創ったよね!」


蓮見「……あっ、」


蓮見父「1~2年前だったかな?

とにかくそのコンピュータがなかなか優れていたからさ!俺がそこに手を加えて、こいつが誕生ってワケ!!

お前ずーーっと兄弟を欲しがってたからなあ。それで、この人工知能に優れたコンピュータを創ったんだろう?」


蓮見「…でも、それはっ」



蓮見父「まあ結局!いくら人工知能が優れていても言葉を喋っても、ロボットはロボット!

人にはなれないんだよね~」


蓮見「!」







そうだと思う…蓮見パパの言うとおりなんだけど。そうだけど








『昴さんは人間でしたよ!』







”人間”って言うのはおかしいのかな

私たちと、ちょっとだけ体の造りが違うだけの意思や感情を持った”人間”


それが昴さんだと思いたい。









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