4日目 (22/27)
昴さんは自問自答を繰り返しているようで一人何かをぶつぶつと言っていて
蓮見くんも様子がおかしいと思ったのか大丈夫かお前、と声をかけている。
昴「…言っても分からない相手にはどうしたらいいの?…」
蓮見「…おい、昴。
俺が悪かったよごめん」
昴「星のお兄さんには頭突きしちゃったけど、アレはいいのかな…」
蓮見「昴?」
昴「…分からないや」
『昴さん大丈夫ですか…わっ!』
昴さんは、へなりと私の肩にもたれかかる。そして
昴「星が嫌がる事はさせたくないんだ」
それだけだよ、と言うと
昴さんは静かに目を閉じて、そのまま私ごと床に倒れた。
『…昴さ、って重い!!
昴さん細い割に重いい!!』
蓮見「ぶはッ!
お前よりは軽いだろーが絶対…って重いなおい!」
昴さんを起き上がらせようとした蓮見くんだが、なかなか起こすことが出来ない様子。えっ、本当に重…むしろ苦しい!!
蓮見「んんん!!っと!!
…な、んだよこれ!」
なんとか私の上にもたれかかっていた昴さんを退くことに成功した蓮見くん。
それにしても異様な重み。
なんだかまるで…
ガチャッ
「ただいまーっ!
やっぱり自分の家が1番だよね!」
勢い良く開いた扉から現れた見るからに陽気な性格の人物。
えっ、と、
誰(^○^)!?