4日目 (14/27)



余計な事は考えない。

今日は昴さんと遊ぶ全力で遊ぶ!
それだけを楽しむつもりでいるんだから!ふっ(^ω^)






昴「…星、零れてるけど」


『えっ。んな!うおああっ






三段重ねの32アイスクリームは虚しくも私の指に垂れていた。一番下のストロベリーなんて、地面にポタポタと零れ落ちている。

勿体無い!地面だろうと舐めた(いやさすがにやめておこう昴さんいるし)






アイスクリーム

を、噴水を眺めながら食す。








昴「どうしたの?ボーッとして。

アイスクリームが溶けているのにも気付かないなんて」


『ほんと!
私とした事がどうかしていますよね!

食べ物を粗末にするなんてー』







あははっと笑って誤魔化す。


誤魔化せて…るのかなコレ?

昴さんは、控えめにアイスクリームを一段にしていたから既に食べ終えていた。レモンシャーベットとか、好みも爽やかだなもう!


じぃっと見つめられ、私は身動きが取れない状況。昴さんに見られるとつい固まってしまう。

上手く…笑顔が作れなくなる。








昴「……無理して笑わないでよ」



『そんな事ないですって』



昴「嘘。顔引きつってるし。

僕が見抜けないとでも思った?」






真剣な顔。


あーダメだなあ、この人には嘘も誤魔化しも効かないみたいだ!!








『はは、本当に何でもお見通しなんですね。凄いな、昴さんは』


昴「……お見通しだよ。

ずっと言わなかったけど、君と初めて会った時から薄々勘付いていたんだ」


『まじですか。それは流石にっ、』


昴「死のうって思っているの?」


『!』


昴「本当に…死んじゃうの?

自ら命を絶つ気でいるの、星は」






まさか過ぎて

何も言えない



そこまでお見通しなの?

私は明るく振る舞っていた。死にたいとか、自殺を考えている素振りは見せていなかった筈なのに。


観察力ピカイチですか昴さん。

参りましたよ。