4日目 (7/27)



「お待たせしました~!

どうですか?お連れ様っ」





あああああ恥ずかしいいい!!
穴掘りたい掘って埋まりたいよ今すぐに!!!







『昴さんあの、「誰?


「えっ!お客様…っ!!」







即答ぅぅううう!!

まあそうでしょうけど!私も鏡見て「あ、自分だ」とはならなかったけども(^ω^)!!







昴「……」じぃー



『…う、そんなに見ないでください』



昴「…えっ!ああ、その声。もしかして星?」



『もしかしなくても私ですー!!』







へえー星だったんだね、と納得した昴さんはぐるりと私の周りを一周。







昴「似合う服ってお願いはしたけど…」


「あっ!メイクや髪はサービスなのでお気になさらず~~」








そう言って、店員さんはキラキラとした笑顔を見せながら私達の前からいなくなった。どうやら他のお客さんが来たから接客に行ったみたい。






昴「お金は服代しか払わなかったのにどうしてそこまでしてくれたんだろう」


『そんなの!昴さんがカッコイイからですよ!』


昴「え、何それ。贔屓じゃない?お店側にメリットがあるとも思えないし…

それに僕はかっこ良くなんかないよ」


『んー、
まあ人間ですしね店員さんも!
気分が良くなって、色々とやってくれたんだと思いますよっ。例え利益が無くっても!

あと昴さんはカッコイイですから間違いなく!』


昴「ふうん?
そうゆう事もあるんだね。覚えておくよ。

あと、そうゆう事は言われたことないから分からないけど…ありがと」







昴さん、こんなにイケメンなんだからこうゆう”得”には慣れてそうなのに。

イケメンは得!ってヤツ!

それにカッコイイって言われたことないからって…そんなワケないでしょう!こんな完成度の高い美少年なのに!








昴「じゃあ星も着替えたし、お店から出よっか」


星「あ!はい!!」










てゆうか買って貰っちゃったけどコレ絶対高いよね…!?

ううう良いのかなあ?

気にしないでいいから、ってサラリと言われたけどやっぱり気になる!!私ごとき虫ケラにこんな可愛い洋服たちは眩しすぎるううう








昴「……」