3日目 (17/18)
兄「…てめえ、
勝手にひかり連れ出してんじゃねえよ」
昴「しつこいね、君も」
血相変えて、玄関から勢いよく飛び出して来た兄。あああもう!怖いんだっでばもううう(`^ω^)
兄「戻れ」
『…や、やだ』
兄「は?俺が戻れって言ってんの。
聞こえなかったのかよおい!!」
『わあああ来ないで!お願いです!』
兄から逃れるため、昴さんの背中の方に周り昴さんの陰に隠れる。
兄「邪魔。どけよ」
昴「お断り」
兄「あぁ?澄ました顔してんなよ!!邪魔だっつってんの!!!」
バッと腕を振りかざし、昴さんの綺麗な顔を殴ろうとする兄。
やめてやめてやめて!昴さんの美しいお顔に傷が付いたらどうしてくれるの大罪だからね!?
『ーー昴さん…!!』
兄「!」
昴「ちょ、星!!」
バキッ、
その痛々しい音は昴さんからでも兄がらでもなく、間違いなく私の右頬が殴られた音。
あれ?ボコッとかじゃないんだ。
バキッてなにもうすっごく痛い☆
『昴さんが無事で…良かった~』
ヒリヒリというよりはビリビリと痛む右頬をさすりながら、昴さんの安全を確認。
兄に殴られたことはある。でも、今までは多少手加減してくれたのかな?これが本気だもん。すっごく痛いし!