3日目 (9/18)



兄「ひーかーりっ






どうゆうつもりなのか説明してもらおうか?


『おおおはようございますお兄さま』






ひいいい絶対こうなるって分かっていたから学校来たくなかったのに!!

兄にはもう会いたくなかった。昨日だって電話無視しちゃったし、しかも無断外泊…


大罪だ


兄を怒らせるには十分過ぎる程の大罪を犯しているよ私ィィィ!!







蓮見「朝からうるっせえ

七瀬、お前別のクラスだろうが!早く自分のクラスに戻れよ」


兄「……蓮見。お前ってそんなに偉かったのか?なあ」


蓮見「七瀬は偉い…あっ、お偉いさんだったなそういえば!」







あははっと笑いながら蓮見くんは言っているけど…


兄はガチギレだよ!?

見ているこっちがヒヤヒヤするんですけど!








兄「蓮見」


蓮見「……なん…、ッ!!?」



シュッ








『蓮見くん!!!』


蓮見「…痛、お前何して…」


兄「ひかり、そいつから離れろ。

離れないと可愛いお前まで傷付けそうだ…」







はは、と力なく笑う兄。ゾクリ。





兄は

カッターを蓮見くんに振りかざした。


間一髪のところで避けたけど、蓮見くんの左頬からは赤い血が流れていて。

軽くカッターの刃先が当たってしまったようだ。


危ないじゃん…死んだらどうするの?

兄は、やっぱり人を傷付けることなんて全然平気な人なんだ。

嫌いだ、こんな残虐的な人。人なの?本当に。悪魔だよ、兄とも思いたくない…。









兄「ひかり」






兄「”また”お前のせいで人が傷付くことになったな」


『…ッ!!』


蓮見「……また?」








ああ、嫌だ…やめてやめてやめて






兄「お前のワガママで、また人が傷付くんだぞ。ひかり」







ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい。私の所為であんなことになった。私が悪い。

私が悪いから…もう…








兄「が居るんだから。

ひかりは、他になーーんにも要らないんだよ」







喋らないで…。













蓮見「うざ。

まじで何なの、お前」