7日目 (22/27)
『…待っ、い、息!で…き、ないっ、… 』
グッと押し付けられた唇からなんとか酸素を取り入れようと必死にもがく。ようやく少し、唇と唇の隙間から酸素を取り入れることが出来たが、またすぐに塞がれる。
ちょ、なんか三途の川が見えてき…た…
蓮見「こんの発情期ロボットが
殺す気か、そいつのこと」
ガチャッと開かれたドアから差し込む光の中には不機嫌そうな顔をした蓮見くんが立っていた。その姿と声にハッとした昴さんさんは、ようやく我に帰ったみたいで。
昴「…あっ!ひ、星!ごめん」
と、慌てて私から飛び退ける。
『いえ…大丈夫です…』
蓮見「ハァハァ息切らして置いて何が大丈夫だよバカ野郎。死ぬところだったぞ」
全く、と言って私の手を取り立ち上がらせてくれた蓮見くん。心配してくれていたみたいで、大丈夫か?と声をかけてくれる。あれ?こんな優しい子だったかな蓮見くん。
昴「……ごめん、本当に。
止まらなくなっちゃって、自分でもよく分からないんだ…」
蓮見「それは…昴が人間らしくなったって事だろ」
昴「え?どうゆう事?」
蓮見「普通だから。そうゆう行動。
ま、お前の場合はやり過ぎだけど」
昴「そ、そうなんだ…」
蓮見「まあ、あいつに欲情したって事だ」
昴「そうか。って、ストレートにそうゆうこと言うのやめてくれない?なんか卑猥だよ洸太」
蓮見「は あ ?
卑猥なことしてた奴に卑猥呼ばわりされたくないね!発情期ロボットが!」
コソコソなに話しているんだろう二人共。
なんか口論している雰囲気だけど…
※星には聞こえないように話してます