7日目 (14/27)



しばらくして、







蓮見「よし。直ったぞ



父「さすが俺だね。

そう思うだろう?星ちゃん」


『えっ!あ、はい!凄いです!』


蓮見「バカ野郎。

凄いのは俺!父さんはただ邪魔しただけだろうが」


父「手伝ったつもりだよ!?」







二人が言い争う中、

昴さんは直ったカラダを確かめるようにピタピタと自分自身に触れている。








昴「…凄い。ちゃんと直ってる」



蓮見「当たり前だ!

俺は天才だからな」


『蓮見くん、ほんとに天才だよ!

ごめんね今まで凡人だ普通だ取り柄なんっっにもないなあって思っていたけど、凄いんだね!蓮見くんって!』


蓮見「なんか素直に喜べないんだけど







良かった、昴さん凄く嬉しそう!


心無しかいつもより表情が分かりやすいというか

はぁ~~笑顔が眩しい !可愛い!!







昴「星!」





タタッと素敵な笑顔で私に駆け寄る昴さん。

なんだか慣れっこいワンコみたい。 尻尾と耳が見えるよ私には。







昴「良かった。

直らなくて、星ともう一緒に居られなかったらって思うと不安で不安で仕方無かった」



『本当に良かったです!

私も。昴さんがだんだんと弱まっていくのを見て

一緒に居られなかったら…どうしようって思っていました』








お互い同じことを考えていて。


おそろいだね?なんて照れ臭そうに笑う昴さん。

胸がきゅうっと苦しくなって、暖かくなって、


昴さんを愛おしいなと感じた。





これからは
昴さんとたくさん一緒に居られる。



凄く幸せ…