7日目 (9/27)
落ちる瞬間
凄くゾクゾクして心臓がバクバクとうるさかった。ジェットコースターの頂上からガーッて落ちる時の感覚と似ているかな。
ギュッと目を瞑り、
死を覚悟する。
ドチャッ!
バキバキ…ビキッ、
『…っっぐ、……え?』
痛い痛い痛い痛い
痛いけど、
屋上から飛び降りたのに痛いだけなんてあり得ない。おかしい。
それにこの音…
『!!!』
昴「よかった…間に合ったみたいで」
『な、なんで…』
昴「星がピンチの時に駆けつけられるように…新たにセンサーを付けてもらったんだ。洸太にね」
付けてもらって正解だったよ、と和かに笑う昴さん。しかしその姿は無惨なもので。実に痛々しい。
だって
『あっ、ぁあ、す…昴さんッ!カラダが、壊れて…います…!!』
昴「あー…本当だ」
昴さんは自分の腕やお腹辺りを見て、悲しそうな顔をした。
機械のカラダはプスンプスン、と煙を立てている。ビリビリと中の方では電気ショックを起こしていて。
ロボットなんだなと改めて痛感する。