7日目 (8/27)
蓮見「…七瀬!
お前何なんだよ!?
飛び降りて、死ぬ気か!」
澪「…あんた!」
兄は2人の声も聞こえていない様子
とうとう兄は完全に身を乗り出した。
足元は爪先程のスペースしかなくて、両手を後ろへ回し、手すりを掴んでその体全てを支えている。
つまり、離せば落ちる状況。
ガシャン…
ガシャン…
ストン、
蓮見「…星!
お前まで何やってんだよ!」
『このバカ兄を引き止めるの!
どうっっしようもないくらい最低最悪の兄だけど!
死んじゃったら兄の友達とか、お母さんが悲しむから!!』
兄は…私とは違うから。
悲しむ人がたくさん居るし、それに簡単に死なれたら困る。
『お兄ちゃんは…
たくさんの人を傷付けたことをきちんと反省して、償わなくちゃいけないから』
だから、死ぬなんて許さない。
兄「…他の人なんてどうだって良いんだ、俺は。
ひかりがいれば良い。ひかりさえ側にいれば、他には何も要らねえ」
『お兄ちゃ、』
フッ
兄「ひかりが手に入らないなら
死んだって同じだ」
一歩前に足を踏み出した兄は
ふっ、と視界から消え『だめ!!』
だめ、そう思った瞬間に体は勝手に動いていた。
兄の腕を掴み、
グイッと引き上げたが、その反動で私の体はブンッと空中へ投げ出された。
澪「…嫌っ、
星ちゃん…!!」
蓮見「…星ッッ!!」
あれ
私、今落ちてる…?
え、まじで?
まじでちょ、うわあああ、
死んじゃう
死ぬんだなあ私
やっぱり7日後に死ぬ運命だったのかな
生きたいなって思った矢先にコレか。散々な目に合わされた兄を助けて代わりに死ぬとか、私の人生ってなんだったのかな。あは笑えない。
良い事といえば
お父さんとの時間
澪ちゃんとの時間
短い間だったけど、蓮見くんや昴さんと過ごした時間かな。
『…幸せな事もあったね』
ありがとう。みんな。
そして
ーーーー…さようなら。