7日目 (5/27)
蓮見「…えっ」
ちょっとちょっと!
なんか俺すげーセンチメタルなこと前に語っていたよな!?
アレは何だったんだよ!!
俺、
ただの恥ずかしい奴じゃんか!!
うううわクソ帰りてええ今すぐこの場から消え去りてええ!!!
蓮見「まじで死んだかと思った…」
澪「ははは、私もー」
蓮見「笑い事じゃねえって!
俺はすっごい、」
澪「ごめんなさい」
ガバッと深々と頭を下げて謝る澪ちゃんに、蓮見くんと私
それに澪ちゃんの突然の登場に驚いているクラスメイト達も更に驚いている。
澪「自殺行為なんて、しかも…洸太の目の前でするなんて。
自分から命を投げ捨てるなんて、私は間違っていた。どんなに辛くても苦しくても…
絶対にしちゃいけないって思っている。反省もしている!
生きたくても生きられない人も
満足な生活すら出来ない人も
この世には沢山いるのに
私は…甘えていた。
人生をもっと広い視点で見なきゃなって思ったし、私にもきっと、まだやれる事がある筈だから!
生きることを諦めるのは、まだ早いと思った!まだ死ぬ気で努力していない!」
星「…死ぬ気…で…」
蓮見「…澪、お前…」
澪「私はあの日、確かに窓から飛び降りた。奇跡的に一命を取り留めたものも身体中骨折だらけの大怪我。
記憶も曖昧だった。
でも、
1年間かけて必死に頑張った!
努力が必ず報われるってワケじゃないのかもしれないけど、私はそれでも頑張りたいと思った。
だんだんと…洸太や星ちゃんのことを思い出してきて、絶対にまた学校に行ってやるって誓った。
まさか、洸太も私の学校に転校してくるとは思わなかったけど…」
そう言った時の澪ちゃんの頬は、少しだけピンク色に染まっていて。
澪ちゃんの言葉一つ一つに、私はとても勇気を貰えた気がした。
…今日が自殺をすると決めた日。
ほんとうに、私はここで人生を自ら停止していいの…?
帰ってきた
大切な友達の澪ちゃん
ようやく仲良くなり始めた
男友達の蓮見くん
そして
大好きな昴さん
もう、会えなくてもいいの?