7日目 (3/27)
学校
久しぶりの学校って凄く緊張して、教室に入るのも戸惑う「はよーー!」
って
蓮見くん全く気にしてねええ!!
むしろ堂々としてる!!強者!!
「おーう!蓮見はよ!」
「おはよっ」
「久しぶりじゃん蓮見!」
わわっ、みんなも普通だ。
てゆうか蓮見くんは元から社交的なところあるし、口悪いのは私にだけだから、みんなにとったら全員イイ奴なんだ!
蓮見「はよ。ブス、ほらお前も」
『えっ!いや、私は…』
ちら、とクラスメイト達を見…れないよ!怖い!
私は空気みたいな存在だったし、兄の命令で口聞いちゃいけないってルールだし…とにかく挨拶なんて無理。
「…おはよう七瀬さん」
「初めて言うけど、おはよ!」
「おはよう七瀬さん!」
『…お、おは…よう…』
蓮見「声小さっ!
お前いつも元気だろ!猫被んな!
あっ
こいつ本当はずっと、お前らと喋りたかったんだってよ。仲良くしてやって?笑」
ポンポン、と私の頭を軽く叩いて蓮見くんがそう言った。
周りは少し騒ついて、でも…
「もちろん!
てゆうか…今までは、ごめん」
「七瀬兄が怖くて話しかけること出来なかった」
「あ、あたし等もごめん。
七瀬さんのこと1人にして…」
蓮見くんを中心に人が集まり
私はみんなに初めて声をかけられ少し戸惑うものも、やっぱり嬉しかった。
『全然っ!
その、兄が悪いので、みんなは悪くないって言うか!』
「そんな挙動不審にならなくても(笑)」
『えっ、あ、本当だ。はははっ』
ずっとずっと、色んな人と話したいって思っていたから。
今すごく幸せだ。
澪ちゃん…
本当は澪ちゃんが隣に居てくれたらもっと良か「ひーかーりーちゃん!」
良かっ…た…?
『……ん、んんッ!?』
蓮見「…お前!」