終業の鐘 (3/5)

初めて誰かに”好き”だと言われたのは

小学生の時だっただろうか。


同じクラスの女の子に言われた記憶が微かに残っている。


だが、歳を重ね、”社会人”として色々な経験をしてきた今。

人生の酸いも甘いも体験してきた今。



異性として恋心を抱いていた”会社の後輩”から

元ヤンで口が悪いぶっきらぼうの後輩から


笠井「んな.......今.........今何て.........」


不意に飛び出した好きというセリフの


破壊力



俺の周囲を突風が駆け抜け、髪は舞い上がり、風圧が皮膚を叩き、骨がギシギシと軋む。


まるで目と鼻の先で水爆が20発ほど爆発したのではないかと言うほどの威力。


鷲宮「2回は言わないからなっ///は、恥ずかしいんだよ私も.....」


更に追加攻撃発動。


頬を赤く染め、眉間にシワを寄せ

斜め下を俯きモジモジする仕草発動。



水爆で跡形も無く消し飛んだ俺の残骸の上から硫酸をブチまけ火炎放射器で焼き尽くすようなインパクト。


あれ?

俺の心臓は今動いているのか?


まさかもう天国なんて雑なオチじゃないだろうな。


笠井「あ......あの......鷲宮.....さん」


ミイラの様に干からびた喉から絞り出した声。


それが精一杯だったんだ。


気を抜いたら失神していたからな、間違いなく。


鷲宮「・・・・・・・・何だ」



笠井「それ.....って......あの.......」



いや、違う。


余計な事を言うな俺。



もう決まっているだろ、言うセリフは。












笠井「お、俺も............」












俺も














鷲宮さんのことが


























大好きです。