陽の光 (5/6)
昼ヶ丘「・・・・離せ。離してよ姉さん!!」
昼ヶ丘は茜を突き飛ばすと
拳を握り締めながら立ち上がった。
茜「お前.......なぜそこまで......」
お前が抱えている”闇”は......そんなにも深いのか.....?
昼ヶ丘「私は間違っていない!!お前らが.....お前らが悪いんだ.....使えないゴミだから....錆びた部品だから悪いんだ.....!!皆.....皆消えろぉ!!」
バキッ!!
昼ヶ丘「ーーーーーーがはっ」
下呂「ちょっ....笠井さん。何やって.....」
笠井「ちっ、社長を殴るなんて本当なら最もやっちゃいけない行為だろうよ....」
でもなぁ.......
笠井「”人を従える身分”を履き違えたお前に.....社長を名乗る資格はねぇ!!!」
昼ヶ丘「き.....貴様.......名も無い部品の分際で.....」
笠井は昼ヶ丘の胸倉を掴むと引きずり上げた。
笠井「あぁ、そうだよ。確かに俺は安月給の名も無い部品さ.....でもな.....」
昼ヶ丘「・・・・・・・・・・っ」
笠井「勝手に自立して回り出す歯車なんて無いんだ.....小さな部品が支え合って初めて回り出すんだよ!!」
手を離した笠井の腕から
力無く崩れ落ちた昼ヶ丘の瞳は
ただ、静かに、何も無い天井を見つめていた。
笠井「馬鹿野郎が.....下っ端ナメんじゃねぇよ」
茜「・・・・・終わったか」
下呂「ヒヤヒヤさせないで下さい。くぷっ、ゲロ吐きそうになりましたよ」
笠井「悪かった。我慢できなくて.....」
まぁ、でも。
とにかく終わったんだ。
この無意味な、1人の人間が起こした革命が。