オフィスラブ (7/10)

ーーーその頃。

社長室。


昼ヶ丘「何で....こう計画に邪魔が入るかなぁ....」


大釜「くぁぁ....。問題児枠の奴らには逃げられ、我らの仲間は次々と倒され....まさに絶体絶命ですかね」


昼ヶ丘「バカ言っちゃいけないわ....?”アイツ”を呼びなさい」


大釜「・・・・はぁ。でもいいんですか?アイツを呼んだら全員.....」



昼ヶ丘「いいから呼びなさい


大釜「・・・・・・・・はい」


大釜はアクビを噛み殺しながら

ノタノタと奥の部屋へと入って行った。



薄暗い室内に向かって大釜が声をかける。



大釜「おーい。狂歌(きょうか)!いるんだろ?」


パチッと電源を入れ、部屋の中が明るくなると

その片隅に大柄な男がしゃがみ込んでいた。


大釜「・・・・何だよ。また自分を責めていたのか?狂歌」


上がスーツ、下はスウェット、という妙な格好のその男は

目に涙を溜めながら呟いた。



狂歌「俺っち....もう....こんな事したくないんだよ....」



彼の名は

裏課社員兼”社長のボディガード”


髑髏薔薇 狂歌(ドクロバラ キョウカ)



大釜「何を言っているんだ。我々の夢まであともう少し....そうだろ?」


狂歌「・・・・・・・・夢」



大釜「あぁ。だから.....邪魔する奴らは全て殺せ