オフィスラブ (6/10)
笠井「うっし。じゃあまずは昼ヶ丘 茜の救出。そしてあのクソ社長をぶっ飛ばし皆を救う!」
鷲宮「・・・・あぁ。無事に成功する事を祈ってる」
無事に.....成功しなかった場合。
鷲宮の脳内に最悪のイメージが浮かんだ。
鷲宮「・・・・・・・・っ」
笠井「じゃあ.....行くわ。犬村をよろしくな」
笠井がニコッと微笑み、私の頭をクシャッと撫でる。
鷲宮「・・・・・・・・・・・・」
直後。
私の心に芽生えた感情。
”コイツと、離れたくない”
鷲宮「ーーーーーーーーー笠井っ!」
咄嗟に掴んでしまった、彼の右腕。
笠井「・・・・鷲宮さん?」
なぜだか泣きそうになる気持ちと
恥ずかしさが入り混じり私は下を向いた。
鷲宮「あ....の、えっと......」
そんな私を、この変態バカ上司はニヤニヤと見つめる。
やめろよ、そんな顔。
余計に、心が痛むから。
鷲宮「な、何でもねぇよっ///早く行けバカ!!」
笠井「・・・・・・・・鷲宮さん」
鷲宮「んだよっ///早く行けって..........」
ちゅっ
鷲宮「・・・・・・・・・・・・」
笠井「好きだよ、鷲宮さん」
部下としてじゃなく
1人の女性として。
鷲宮「~~~~~~~っ///ば、バッカじゃねぇの!?お、お前....今.....チュッて.....///」
笠井「行ってくる。そんで、全部終わらせてくるよ」
俺はただ
後輩とオフィスラブをしたいだけなんだからさ。