歯車が廻り出す (3/7)
課長「わ、鷲宮さんに用事ですか?い、今お呼びしますので....おーい!鷲宮さん!ちょっと!」
鷲宮「あ~?んだよ....うっせぇな。ん?誰だお前ら?」
錆金「あ~~~~~~~~ら♡態度が悪い子ねぇ。歯車の部品ちゃん?」
鷲宮「あ?部品だぁ?おいハゲ課長。誰だコイツら。殴っていいか?」
課長「あ、あのね鷲宮さん....この人達は”裏課”って言って社長と同格の権限を持つ.....」
錆金「ね~~~~~~~~~~え?そんな話どうでもいいからぁ、ちょ~~~っと一緒に来てくれなぁい?」
蓬莱「ねぇ、クビ!?この女クビだよね!?ねぇ!ねぇってば!!」
錆金「こ~~~~~~~ら♡蓬莱?ピョンピョン跳ねるのやめなさ~~い?皆の迷惑になるでしょ~お?」
鷲宮「何だか知らねぇが....お断りだブス」
課長「ひぃぃ!わ、鷲宮さん.....!!この人達は.....!!」
その時。
グサッと何かが突き刺さる音がして
直後、鷲宮はヒザから崩れ落ちた。
蓬莱「ねぇ!麻酔薬!麻酔薬注入したよ!ねぇ!いいんだよね!?ねぇってば!」
錆金「そ~~うよぉ?抵抗されたらそうしろ、って社長からのご命令だからぁ♡さ、連れてきて?蓬莱♡」
唖然となるクレーム処理課を横目に
錆金と蓬莱はグッタリとしている鷲宮を抱え歩き出した。
ーーその頃。
ここは【社長室】
黒塗りのソファに腰掛ける女性の前に
ピンクのドット柄のパジャマを着た少女が1人。
「大釜?他の問題児達は大人しく確保できた?」
大釜「ふぁぁ....はい。下呂と例のアイツを除く残りの問題児達は無事確保できました。鷲宮には少々抵抗されましたが....」
「鷲宮....はぁ、またあの子ね?全く....本当に問題児なんだから。ダメね、ダメダメよ。0点だわ」
動き出した歯車は
もう、止まらない。