「ごめんなさい」と言う勇気 (3/8)
棚萌「まぁまぁ、とるぃあえず座って!八木ちん!お茶!」
八木「はい。かしこまりました」
この棚萌 宇佐麿とかいう社長....滑舌が悪すぎて何を言っているのかサッパリわからん。
今のは....『イスに座れ』だよな?
笠井「し、失礼します」
鷲宮「はぁ....もう帰りてぇ....」
棚萌はトコトコと俺達の前に腰掛けると
棚萌「えーっと?君達が”クリェーム処理課”のお二人ぢぇよろすぃのかな?」
笠井「あ、はい。そうです。この度は大変申し訳ありませんでした」
鷲宮「・・・・ちっ。商品の不備くらい我慢しろや」
笠井「鷲宮さん?今すぐ頭を深々と下げ.....てっ!」
露骨に不機嫌な表情を浮かべる鷲宮さんの頭を思いきり押さえ付けたが
鷲宮「ふぐ....ぐ。嫌だ....絶対謝んねぇぞ!こんなチビ女に.....!」
棚萌「ほう?チブィ女?言ってくりぇるね、お嬢ちゃん」
笠井(・・・・・・・・ヤバいっ!早く謝らせないと....!)
鷲宮「どっからどう見てもチビ女だろうが、バァ~カ!」
笠井「うおあああああああ!?何言ってんの鷲宮さぁぁぁん!!す、すいません!私の教育不足で!!」
これは俺達2人の首は確実に飛んだと覚悟していたが....
意外にも棚萌社長はニヤニヤと笑っていた。
笠井「・・・・え?あの.....」
棚萌「面白い。君には一度会ってみちゃかっとぁんだよね。鷲宮さん」
鷲宮「・・・・あ?私に?何でだよ」
棚萌「それは勿論、DPPの大切な主役の一人だかりゃな」
笠井「・・・・・・・・DPP?」
・・・・って、何だ?
え?何?何かの暗号?
鷲宮「DPP....?ん?あれ....?どこかでその言葉を.....」
笠井「あ、あの....DPPとは....?」
棚萌「む?何だ、お前ラブ&ピースの社員にゃのに知るぁないのくぁ?」
笠井「は....はい。知りません.....」
棚萌「いいくぁ?DPPって言うのは..........」
と。
八木「お茶をお持ちしました」
棚萌「おぉ、あんがと!八木ちん!」
笠井(八木ちんんんんんんん!!空気読んでえええ!)
鷲宮「・・・・・・・・・・・・」
DPP.....。
よくわからないけど.....
私がそれの大切な”主役”.....?