企画課の噂の問題児 (9/11)

昼ヶ丘「今回あなたをこの特別指導室に呼んだ理由、わかるかしら?」


笠井(・・・・え?話しちゃいけないんだよな?)


昼ヶ丘「何か言いなさいよ!0点!あなた本当に0点!!


笠井「えぇ!?そんな理不尽な!」


昼ヶ丘「バカね。本当バカ。笠井君、あなたこのラブ&ピースに入社して何年目?」


笠井「・・・・3年です」


昼ヶ丘「3年も経ってまだわからないのかしら。バカね。私語厳禁とは自発的な言動はやめろ、と言う事よ。今私がしたのは質問。あなたへの質問なの。わかる?馬鹿正直に黙っているなんてあなた猿以下の知能よ?


笠井「・・・・す、すいません」


く、くっそ....何で俺がこんなにもボロクソに....。

元々は鷲宮さんが怒られるハズだったのに....!



下呂「くぷっ。さすがクレーム処理課。またの名を雑用課。何も学んでないのね。うぶっ、おええ....」


笠井「下呂さん、私語厳禁!喋ってますよ昼ヶ丘さん!ほら!」


昼ヶ丘「黙れ笠井!!


笠井「えええええええええええ!?


おかしい。

何だこの待遇の差は。


泣くぞ?入社3年目にして初泣きするぞ?いいのか?あ?




昼ヶ丘「さて、今回あなたを呼んだのはクレーム処理課の課長にお願いされたから。あなたがクズで馬鹿でゴミだから。わかる?」


笠井「い、いや....でも今回の件は鷲宮さんが....」


昼ヶ丘「はい、そこが馬鹿。あなたは鷲宮さんの何?」


笠井「え?何って....」


か、彼氏....とか?何つって///



下呂「指導係ですね。うっぷ」


昼ヶ丘「そう。鷲宮さんの指導係。あなたは指導係なのよ、笠井君」


笠井「た、確かにそうですね」




昼ヶ丘「一ついい事を教えてあげる。部下の失態は上司の責任なの」


笠井「上司の.....責任」



昼ヶ丘「つまり、あなたの指導不足。これは問題よ、上司として」



笠井「・・・・俺の指導不足」




・・・・・・・・そうか。



俺が悪かったのか......。