企画課の噂の問題児 (8/11)

笠井「何で下呂さんも特別指導室に....?」


昼ヶ丘「私語厳禁!うるさい!黙れ!喋るな!」


笠井「えぇっ!?ちょ....私語厳禁って無理でしょ!」


俺がそう口答えしたのと同時に



バンッ!


俺の顔から数ミリ横には釘が深々と刺さった藁人形がぶら下がっていた。

ご丁寧に俺のフルネーム入りで。


昼ヶ丘「喋るな。私が喋るなと言ったら喋るな。この特別指導室は私の世界なのよ?あなたはそこの藁人形と同じ。ここでのあなたの”存在価値”は藁人形レベルって事よ」


下呂「くぷっ。くぷぷっ。可哀想に....人間扱いすらされないなんて....」



笠井(・・・・あ、喋った。バカめ、お前も怒られやがれ)



昼ヶ丘「下呂さんっ!


下呂「はい。何かしら?」


笠井(ぷぷぷ。ほら見ろ、早速怒られた)


昼ヶ丘「紅茶は!レモン?ミルク?ストレート?


下呂「では、ミルクでお願いします。ぐぷっ」


笠井「いや、おかしくない!?対応おかしくない!?



・・・・あ、やべ。


ついツッコミ入れちまった....。


いつもの癖で......。



昼ヶ丘「あなた....また喋ったわね?その醜い口を開いたわね?はい、ペナルティ。藁人形2体目


笠井(2体目....?2体目って何だよ)



昼ヶ丘「3体揃ったら、あなたの股間に釘を打ち込むわよ


笠井(ひいいいいいいいいい!)



下呂「くぷっ。美味しい紅茶ね」




昼ヶ丘「さて....と。では、そろそろ本題に移りますか