5人.....目... (7/23)
学校が終わり
一旦家に帰って塾へいく
準備をした。
今日は遅刻せずに
塾に来ることができた。
「おっ!ガリ勉!」
「啓介君。早いね。」
いつも僕より遅くに
塾にくるのに
今日は早くて驚いた。
「俺、頑張る!
絶対天神高校うかるように。」
なぜか急に意気込んだ啓介君。
「う...うん。
一緒に頑張ろうね。」
僕はなぜか嬉しかった。
一緒に頑張れる仲間が出来たから。
一緒に頑張れるライバルが出来たから。
塾の授業は学校よりも
スピードが早くて
内容がつまっていた。
「よし、今日は終わり!
みんなまた明日。」
先生がそう言って
次々に生徒が教室から
でていく。
「先生!今日残って教室使ってもいいですかー?」
啓介君が教室をでていこうとする
先生を呼び止めそう聞いた。
「あーいいぞー。
がんばれよー。」
案外すんなりOKしてくれた。
教室には僕と啓介君の
2人だけになった。
「よし、やるか!」
「まず何を教えてほしいの?」
「えっと、数学!」
啓介君が僕に向かって
最高のドヤ顔をした。
え、なんで今ドヤ顔?