あなたが第二号です (10/15)
「ごめん。何も聞かず
今晩だけ泊めてくれないか?」
いきなりきたもんだから
焦る俺のダチ。
「あ...ああ。いいよ。」
さすが!俺のダチなだけある!
友達の、部屋に向かった。
「俺はリビングで寝てくるな!
ここで寝てくれ。」
そういって一階へとおりていった。
「桜?大丈夫?
よし!薬のもっか。」
「うん。お兄ちゃん
迷惑かけてごめんね。」
「大丈夫だよ!
お兄ちゃんこそごめんな。
桜一人にして。」
「お兄ちゃんなら絶対
助けてくれると思ったよ。」
「絶対、守るからな。」
俺は母親を許さない。
憎きあいつを許さない。
妹を苦しめるあいつを許さない。
母親に従う親父を許さない。
絶対に俺達を助けないあいつを許さない。
いつのまにか俺たちは寝た。