あなたが第二号です (9/15)


!?
急いでボタンを押した。

「桜なのか?!」

「......ゴホッ。
お兄ちゃん.....さむい...」


「今どこにいる?お家か?」

「ちがう....公園にいるよ
お母さんが連れてきたの。
でも.....どっか言っちゃった....。」


あのやろー。



「桜!今すぐ向かうから
絶対そこから動くなよ?
すぐ!すぐいくから!」


俺は電話を切って
また全速力で近くの公園に向かった。



しばらくして公園が見えてきた。

「桜!どこにいる?返事しろ」




「.....こ.....こ。」


桜のか細い声が聞こえる。


桜を見つけるとすかさず
抱きついた。


体中がとても暑い。
40度は軽く超えてるんじゃないか?


「もう大丈夫だ。
よし、俺の友達の家いくか。」

「うん。お兄ちゃんあったい。」


俺と桜は友達の家に向かった。