あなたが第二号です (8/15)





10分後、俺はダッシュで
家に帰った。

「ただいま!
桜、大丈夫か?」


「さ.....くら....?」


家の中は空っぽ。
桜の姿がどこにもない。

どこいった?


あんな熱で歩けるわけない。
どこだ?どこだ?

パニックになって
家を飛び出た。


「桜?!桜ー!!?」

いくら大声で呼んでも
返事がない。


やばいぞこれは。


まさか、またあいつが?


プルルルルル
プルルルルル

俺の携帯の電話がなった。

だれだろ?


そこには非通知の文字が。