あなたが第二号です (7/15)





朝、起きていつも通り
学校にいこうとする



はずだった。




桜が昨日の冷水をあびて
熱を出してしまった。

「ゴホッ。ゴホッ。」

とても苦しそうな桜。


「大丈夫か?
今薬かってくるな!
一人で待てる?」

「大丈夫だよ。お兄ちゃん。
そばにいて、お願い。」


涙ながらに俺にそう言う桜。


早く薬をあげないと
もっともっと悪化してしまう。




「桜!待っててな!!
すぐ戻ってくる。」


そういい俺は薬を買いに
近くの薬局へ。

















桜に危険が迫っているとも
知らずに。